天台大師を偲び
2021年11月23日
九州有数の紅葉スポットである別格本山大興善寺に訪れました。
毎年11月23日には、大興善寺本堂において声明公演が執り行われております。
言うなれば、お経のコンサートでしょうか。
午前に高祖天台大師(智ギ)を偲び、天台大師御影供。午後には、皆様の健康・社会の安穏・疫病退散を願い大般若転読法要が執り行われました。
私も諸先輩達からご指導頂きながら出仕(出演)しました。
普段の葬式や法事等で聞くお経とはまた違った音色で参拝者の方々も楽しんで頂けたのではないかと思います。
大興善寺様の紅葉はまだまだ楽しめるようですよ。
※ちなみに中国天台宗を開いた高祖天台大師(智ギ)は、中国の小釈迦とも呼ばれており、法華経を中心とした網羅的な仏教体系は当時の中国の仏教界に大きな影響を与えました。
伝教大師最澄は、この天台大師の教えを学ぶために中国(唐)へ渡り、帰国後比叡山延暦寺、日本天台宗が開かれます。
今日に至るまで天台宗・比叡山延暦寺が日本仏教・文化に与えた影響は云うまでもありません。
このように天台宗では、高祖天台大師(智ギ)は、宗祖伝教大師最澄と並び厚く信仰されており、ご命日の11月24日の近くになると全国各地の天台宗の寺院で法要が執り行われております。