盂蘭盆会(お盆)について

2016年8月12日

そもそも盂蘭盆とは、サンスクリット語(梵語)の「ウランバナ(逆さ吊り)」のことで、長い間、子孫に供養されていない死者の霊は、逆さ吊りの苦を受けており、この霊に飲食を与え、その苦しみから救おうとする、インドで古来から行われてきた祖先崇拝に起源を持つ行事と言われています。

 盂蘭盆会(お盆)の起こりは、盂蘭盆経というお経に説かれています。

 釈尊の弟子の目連が、餓鬼道に落ちて苦しんでいる母を助けようと、鉢に飯を盛って母に食べさせようとしたところ、ご飯が口に入る前に燃えてしまい、ついに食べさせてあげることができませんでした。

 そこで釈尊は目連に、安居(雨季に寺院にこもって修行すること)が終わる日、つまり旧暦の7月15日に飲食を多くの僧侶らに供養し、その力にすがるようにと教えました。この教えを実践したところ、餓鬼道に堕ちていた母は救われ、成仏したというのです。

 新暦と旧暦の違いから、関東では7月盆、そのほかの地域は八月盆となっているようです。

 お盆休みは、お墓にお供えものをしてご先祖様を迎えに行くかと思います。また、ご家族やご親戚の方々と円卓を囲むところも多いことでしょう。

 ご先祖という最も身近な仏様に感謝の意味を込めて、線香に火をつけて、手を合わせてから食事を始めてみてはいかがでしょうか。

 

年末までの行事案内

・観音縁日(毎月18日10時より護摩祈願)

・秋の御開帳 918日(日) 10時より護摩祈願

・お十夜法要 124日(日)~物故者の相互供養~

・除夜の鐘  1231日(土) 

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