ボランティアを通じて

2018年5月17日

春の爽やかな気候が続いておりましたが、梅雨の足音をシトシトと感じる季節になりました。一年の中では最も過ごしにくい時期でしょうか。

一般的に晴れの日を「天気が良い」雨の日を「天気が悪い」と言いますが、農作物に目を向けてみると、梅雨の時期にある程度雨が降ってくれなければ農作物は育たず、実りある時期を迎えることは出来ないようです。

私は九州西教区災害対策協議会を通じてボランティア活動をさせて頂いております。活動内容は防災啓発活動、物資の運搬・家屋の清掃や募金活動など多岐にわたっており、他教区の仏青の皆様と一緒に支援活動を行うこと、また被災している方に対してどのように接し行動すべきか等、多くの事を学ばせていただいております。

ところで『法華経』従地涌出品にはこの様な話があります。

「私(お釈迦様)が亡くなった後は、六万恒河沙の菩薩とその眷屬が現れ『法華経』を護持し仏教を弘めるであろう。」

と述べます。すると、すぐさま地中から無数の菩薩や眷屬達が現れ、七宝の塔の中の多宝如来・釈迦如来を始めとした多くの宝樹に合掌礼拝し徳を讃えるのです。

実際に被災地に行ってみると、支援に為に何万何千人という人々が全国各地から集まり、自分のできる範囲内で支援活動を行っています。

なるほど、お釈迦様が亡くなってから二五〇〇年が経った今でも、地中から無数の菩薩が湧き出ているのだと思うのです。

そして私も小さな菩薩の一人として仏道の歩みを進めていかなければと想うのです。

『法華経』序品によれば、お釈迦様が『無量義経』というお経を説き終わり、坐禅を組み禅定(無量義処三昧)に入られると天より曼陀羅華・摩訶曼荼羅華・曼珠沙華・摩訶曼珠沙華の美しい華の雨が降り注ぎ、大地が六通りに振れ動くなど実に摩訶不思議なことが起こります。

文殊・弥勒・観音等の多くの聴衆はこの出来事に歓喜合掌し、お釈迦様を仰ぎ見るのです。

私たちが自然と向き合い、共に生きていくのは容易なことではありません。ややもすると答えの出ぬ永遠のテーマなのかもしれません。

しかし悲しみの雨は苦しみを抜き、いつか恵の雨が降り注ぐことを仏天に願い、日々努めてまいりたいものです。

ボランティア

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